2016.01.10(Sun)
今日のお題は「バレエティアラの作り方」で 初心者のよくある悩み解消・・・
とまでは行かないかもしれませんが、無駄な苦労を避けティアラ作りが上手になる方法です。
初めてティアラに取り掛かられる方は、
よくネット上のティアラ画像を頼りにされる方が多いと思います。
何も手段がない場合はそれも仕方がありませんが、
手っ取り早く答えを言うと、これが大失敗の元なのです。
特に自分の気に入ったデザイン画像を引っ張ってくる場合、
たいがい制作レベルの高いティアラである場合が多いので失敗率が高まります。
なので、一所懸命真似しても時間がかかった割には悲しい「残念ティアラ」に・・・。
実はこの表面だけを真似てもダメダメになる実例をとして、
当店のティアラの実物をどこかで手にして、
ビーズの色を少し変えて、ビーズの配列やデザインを95%以上のパクリで作って
自分のショップに並べるショップさんがよくあるんです。
実物を手にして作っているのにも関わらず、とっても不細工な酷いティアラなのです。
つまり、「表面上の真似」だけでは、美いティアラを作ることは出来ません。
お手本の実物が目の前にあって作っても「残念&不細工ティアラ」になっています。
(このやり方は構造上の問題なども起こりやすいです)
であれば、画像だけが頼りで作っても、もっともっとひどい残念ティアラになります。
そんなことに時間を費やすのは悲しすぎます。
要は「技術力」の無さが原因です。
技術が無いとかえって醜いものが生まれます。
海賊もとても美しいバリアシオンですが、技術力のあるダンサーが踊るので素晴らしいパフォーマンスになります。
これがバレエ歴1か月の生徒さんが踊ったら、観ている客席はつらいのとある意味同じです。
では、初心者さんはどうすればいいのでしょか?
まず、画像しか頼れるものが無い人は、
簡単そうなティアラから真似してみるのが一番です。
1つそのティアラを作ったら、同じものを色違いでいくつか作ってみましょう。
5本6本と作っていくと、少し技術力がついてきます。
色違いのティアラ作りはとても楽しいのですぐ一杯作ってしまうと思います。
そうやって自分の技術力を少しずつでも成長させていくと、何をどすればいいのかが少しずつ分かってきます。
デザインだけのコピーで作ると、この「何をどのようにすればいいのか」が欠落したまま作ってしまいます。
この「何をどのようにすれば」というのは丁度お料理の塩加減みたいなものです。
おにぎりにはこれくらいの塩加減が美味しいなーーっとか適量がありますよね。
ティアラも同じで、この微妙なさじ加減の感覚が色んな所にあります。
それは針金の巻きつける強弱だったり、ビーズの並べ方・組み合わせの相性・見せ方etc
いっぱいあるんですよ。
こういう要素も相まって総合して美しい作品になります。
いきなり難しいものにチャレンジしてずっこけてしまうのは誰でも当然そうなります。
そうではなく、簡単な物から取り掛かれば良いだけなのです。
「急がば回れ」は、ティアラも同じなんですね。
◆ティアラの講座について
ウエストビラージュの「ティアラの学校」はバレエの先生方と衣裳部さん対象の講座でしたので、
当店のティアラ講師が誕生したのを機に昨年7月で終了させて頂きました。
2016年は基礎クラスだけを掘り下げて通信講座で開講する予定です。
更にレベルアップしたい方は、当店の精鋭ティアラ講師さんに直接指導でコンクールティアラなどにも挑戦出来ます。
開講はまだ準備中の為、しばらくお待ちください。
↓
2018年5月25日スタート
「自分で作るバレエティアラの基礎講座Step1」

詳細はH.Pウエストビラージュのバレエティアラ館

